【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
「ねえ、みーからは、ないの?」



うう…そんなこと言われても、私があげられる物なんか…『好き』の気持ちくらいしかないよ。



でも、これって告白の、チャンスなのかな?



私はスッゴく恥ずかしいけど、口から心臓が出そうなくらいドキドキしてるけど、勇気を出して声を出す。



「あの、さ、キヨちゃん。」



「ん?」



私の震える声に、柔らかい無表情のままキヨちゃんが首を傾げる。



旭の言う通り、ここは腹、括らなきゃ!頑張れ、私…!
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