【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
「もう、気付いてるかもしれないけど…私、キヨちゃんのこと、好き!こんなの誕プレにならないけれど、私が今キヨちゃんにあげれるのは、好きの気持ちだけだから…!」



言った、言ってしまった。



キヨちゃんは私の言葉に数秒フリーズしている。



やっぱり、迷惑、だったのかな?



不安が駆け巡り、キヨちゃんの顔を窺おうとした瞬間…



私はキヨちゃんに、ふわりと被さるような、優しいキスをされた。



「うれし。…最高の、誕プレ。」



一度唇を離したキヨちゃんが、また、甘くとろけるように私の唇を奪う。



キヨちゃん、それって、それってつまり…?
< 313 / 334 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop