【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
なんでコイツは私のことを好きなんだろう。私は美和を中の上とするなら、完璧に中の中の顔。
もっと可愛い女の子が沢山、言い寄って来ているはずだ。
「マッキーは今日も遅いねえ。」
いつも通りそう呟いた影虎は、私に目を逸らしたくなるくらいの眩しいスマイルを向けた。
影虎は、マッキーみたいに綺麗な見た目とかじゃない。
でも、焦げ茶色の二重と、笑った時に出来る縦長の笑窪が印象的な、可愛い顔の男子。
その可愛いルックスと、軽音部で出た音楽甲子園で賞を取ったことから、学園の男子アイドル的存在で、学年問わずモテる。
もっと可愛い女の子が沢山、言い寄って来ているはずだ。
「マッキーは今日も遅いねえ。」
いつも通りそう呟いた影虎は、私に目を逸らしたくなるくらいの眩しいスマイルを向けた。
影虎は、マッキーみたいに綺麗な見た目とかじゃない。
でも、焦げ茶色の二重と、笑った時に出来る縦長の笑窪が印象的な、可愛い顔の男子。
その可愛いルックスと、軽音部で出た音楽甲子園で賞を取ったことから、学園の男子アイドル的存在で、学年問わずモテる。