【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
なんて思いながら窓から差し込む陽射しを浴びて、いつの間にか寝ていた私。



次に起きたのは、4限目が始まるチャイム。



目が覚めると、隣から甘い匂い。



隣を見ると、キヨちゃんが幸せそうにミルキーの袋を握っていた。



「キヨちゃん、マシュマロじゃなかったの?」



「んー?食べた。これは、ミルキーの抹茶味。みー、食べる?」



ほわーんとした顔でキヨちゃんは私にミルキーを差し出す。



傾げられた首がなんともキュートだ。
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