【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
旭の件は結局分からず、授業は始まる。



10分、20分経っても戻って来ないあたり、サボりの可能性が高い。旭、私の記憶だと英語嫌いだったし。



私はペンをくるりと回し、黒板に書かれた英文の説明をノートに写す。



ちょっとつまらなくなって来て、キヨちゃんを盗み見ると、キヨちゃんのノートは筆記体で記入されていた。



キヨちゃん、マジで何者だ。楽器弾けるし、英語は筆記体だし。



うーん、やっぱり無限の可能性を秘めている不思議系男子だな。
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