【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
「かじはら、あさひ。」
どうやら私以外にも分かった人がいたらしい。
皆が隣のキヨちゃんを見た。
「梶原…!?お前、授業も受けないで何処に行っていたんだ?」
国語の教師が見慣れない旭の見た目に半信半疑な声色で尋ねる。
「別に。見ての通り散髪。」
旭は特に怖じることなく先生に言うと、私の方を見てニヤリと笑い、口パクで言う。
『け、つ、い、ひょ、う、め、い』
私が首を傾げるともう一度ニヤリと笑い、自分の席に着いた。
どうやら私以外にも分かった人がいたらしい。
皆が隣のキヨちゃんを見た。
「梶原…!?お前、授業も受けないで何処に行っていたんだ?」
国語の教師が見慣れない旭の見た目に半信半疑な声色で尋ねる。
「別に。見ての通り散髪。」
旭は特に怖じることなく先生に言うと、私の方を見てニヤリと笑い、口パクで言う。
『け、つ、い、ひょ、う、め、い』
私が首を傾げるともう一度ニヤリと笑い、自分の席に着いた。