【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
そんな私達に、四人になって初めてのピンチがやって来た。
「…は?合唱祭?」
私は黒板のその文字に愕然とする。だって、こんな纏まりのないクラスで合唱とか…。
担任の話によると、学年ごとの予選会があるらしい。
そしてそこで勝ったクラスが、学年代表なんだとか。
「指揮者二人、伴奏一人、実行委員長一人合計四人、誰か出てくれる奴はいるか?」
担任の言葉に出る人はいない。そりゃそうだ。このクラスに率先してなんて奴はいない。
カゲは合唱祭審査待ちの間、音楽甲子園メンバーでのライブがあるから、流石に立候補しないだろうなあ…。
「…は?合唱祭?」
私は黒板のその文字に愕然とする。だって、こんな纏まりのないクラスで合唱とか…。
担任の話によると、学年ごとの予選会があるらしい。
そしてそこで勝ったクラスが、学年代表なんだとか。
「指揮者二人、伴奏一人、実行委員長一人合計四人、誰か出てくれる奴はいるか?」
担任の言葉に出る人はいない。そりゃそうだ。このクラスに率先してなんて奴はいない。
カゲは合唱祭審査待ちの間、音楽甲子園メンバーでのライブがあるから、流石に立候補しないだろうなあ…。