【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
「えー…今のはどういう?」



「だーかーら!マッキーは断ったってどうせやんなきゃいけないんだろ。だからするって言ったの!」



キヨちゃんの発する単語を理解出来なくて顔をしかめた担任にカゲが答える。



「じゃあ…四人で決定な。異論のある奴はいないな?」



担任の言葉に反論する人間はいなかった。だって、自分達はしたくないわけだし。



キヨちゃんはすでに伴奏をする気満々らしく、エアーピアノ伴奏を始めた。



本当にマイペースだよね。うん。
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