【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
「あのぉ…だから、そこはそうじゃなくて!」



「支倉さんは黙っていてくれます?アクセントはここに付けた方が曲が良くなりますから。」



オケ部の奴らが固まった私の担当のアルトは、私達が昼休み合唱が良くなるようにって考えたブレスやアクセントをことごとく無視して、替えて練習されている。



こっちにはキヨちゃんもカゲもいるから、根拠があってそういうの決めてるのに。



私が指示すると、素人は口出しするなと言わんばかりにめちゃくちゃされる。



だから、皆で合わせると、予想通りの結果になってしまう。
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