deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係 ~わたしは生徒で、彼は先生で~
あの日以来、先生に会っていない。
「先生!! 」
と叫んだことで、わたしが同居していたのが教師とわかってしまったんだ。
わたしは、またお父さんの顔色を伺う生活を送っている。
ほとんど監禁に近い生活。
わたしを置いて引っ越した先がこんなに近かったなんて思ってもなかった。
窓から、十数年住んでいたあの家が見えるのだから。
呆れて笑ってしまう。
「あのエロ教師!! どうしてやろうか!! 」
この頃のお父さんの口癖。
わたしに向ける視線も父親の視線ではない。
「聖也、あのエロ教師とはやったのか!! 」
「気持ちよかったか?? 」
わたしの顔を無理矢理自分の方に向かせると、ありえない罵倒を繰り返す。
睨み返すわたしに、お父さんは過去と同じ仕打ちを繰り返す。
見えないところを、目だたないところを・・・
殴り、そして蹴る。
逃げ出す事も出来たと思う。
でも今ここでわたしが逃げ出したりしたら、先生に迷惑がかかる。