deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係 ~わたしは生徒で、彼は先生で~

どうして、お父さんが現れたのか??

もしかして、迎えに来てくれた???

そんな事を考えていた。

ここに連れてこられるまでは・・・



生活感の全くないこの家に、以前のような幸せな時間は流れていなかった。


お父さんはまた捨てられたんだ。

わたしをお父さんと継母が捨てたように・・・




お父さんは捨てられたんだ。


 『ちょっと買い物に行ってくる。』

そう言って、財布ひとつで家を出て行った継母。


そのまま、帰ってくる事はなかった。


お父さんも、ひとりでは生きていけない人。

誰よりも寂しがりやでそのうえプライドの塊。


そんなお父さんは、自分のいいなりになる玩具がほしかったんだ。

そう、娘という名の玩具。




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