deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係 ~わたしは生徒で、彼は先生で~
そして、その日は来た。
ベロンベロンに酔っぱらって帰ってきたお父さん。
嫌な予感はしていたんだ。
こんな夜は、朝が来るのを黙って待ち続けてた。
でも、今日は違ってた。
お父さんの怒り、悲しみ、寂しさ全てがわたしにぶつけられた。
部屋の片隅で息を殺して、小さくなっているわたしの髪をおもいっきり引っ張ると
部屋の中央、お父さんの引きっぱなしのふとんの上まで引きずられた。
上に覆いかぶさるお父さん。
お酒臭い口臭がわたしを包む。
「静かにしろ!! 」
上着は破られ、顔は激しく殴られた。
「ヤメテ――――――――!! 」
わたしの叫び声が静まった闇に響き渡る。
「黙れ―――――!! 」
腹部にうける激痛。
それでも、わたしは逃げたかった。
何をしても逃げたかった。
わたしは、テーブルの上にあった灰皿を手に取るとお父さんの頭めがけて振い落した。
「ギャ―――――。」
と声を上げて転がりまわるお父さん。
わたしは、家を飛び出した。