deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係 ~わたしは生徒で、彼は先生で~

イブの朝は、すごい冷え込みで目が覚める。

まだ外はうす暗くて・・・。

廊下から、オレンジ色の灯りが部屋を照らす。
ここに居てもドアを閉めて眠れない。

その事に、何も触れないでいてくれる。


ここに来て、自分の事をどれだけ語っただろう・・・

名前。
誕生日。

それ以上のことをしつこく聞いてこないのもここの民宿の優しさ。


ここに癒しを求めてくる人も少なくないと思う。

いつもにこやかでホッとさせてくれる。

そんな優しさがここにはある。




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