deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係 ~わたしは生徒で、彼は先生で~
「こいつ、連れて帰るから。明日からはさっき言った通りで。」
「はい。オーナー。」
店長一礼する。
きっとわたしの事話してくれたんだ。
「明日からは、事務の事頼むよ。」
店長がわたしにほほ笑む。
「はい。」
わたしは、蝶でなくなっちゃったんだ。
けっこう気に行ってたのに。
このキラキラと輝く空間で大人ぶって舞う蝶。
クビにならなかっただけでも、OKなのかな・・・。
わたしは、キラキラと輝く店内を見渡すと、一礼する。
確かにわたしはここにいた。
この煌めく空間で、舞っていた。
キラキラと輝きながら。
まるで蝶のようにヒラヒラと・・・。