deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係 ~わたしは生徒で、彼は先生で~
「化ければ化けるものだなぁ・・・。」
「どういう意味ですか?」
「いい意味でだよ。 昼間の優等生の君からは想像出来ない。」
「それを言うなら先生だって。昼間はどうしてあんなに・・・。」
「あんなにダサいのかって。」
「ごめんなさい。」
プって先生が吹き出した。
「俺って朝めちゃくちゃ弱いんだ。起きるのがやっと。」
「モーニングコールしてくれる彼女とかいないんですか?」
「俺に??? そんなのいるわけないだろう。 ダサ男君って評判の俺に。」
「えーっ。先生知ってたんですか?」
「まぁな。 でもその方が気が楽だ。」
「もったいないですよ。先生。 」
「何が?」
「先生、お昼もきちんとしたら、きっとモテモテですよ。」
「そうか。ありがとう。お世辞でもうれしいよ。」
先生のハニカム笑顔にまた胸がキュンとなった。
ドキドキが止まらない。