deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係 ~わたしは生徒で、彼は先生で~
まさか、それが仇になるとは。
思いもしなかったんだ。
その日、俺を見る君の目がいつにもまして、暗く寂しい目をしていた。
俺は気になって、目をそらす事が出来なかったんだ。
俺は、小峰の、
「変わった事はないようです。」
って言葉に安心していた。
新人の教師だから、からかわれたんだと。
そう思いこんでいた俺を不安にさせるほど君の目は暗く寂しかった。
俺は、気になって君に声をかけようとした。
でも、それは君を囲む生徒達によって、阻止せれる形になった。
今思えばあの時、無理矢理でも話しを聞いておくべきだったんだ。
今でも俺は後悔している。
あの日、君を救えなかった事を。
今でも俺は、思いだすんだ。