deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係 ~わたしは生徒で、彼は先生で~
深~く息を吸い込み、息を吐く。
ドキドキと高鳴る鼓動。
震えの止まらない手でノブを握ると、わたしの力とは無縁のところで扉がいきなり開いた。
「キャッ!!」
引っ張られる勢いにわたしはバランスを崩す。
「ごめんなさい。大丈夫?」
床に転がってると鼻を甘いいい匂いが刺激する。
顔を上げると、キラキラと輝いたドレスに身を包みまるでお人形のような綺麗なお姉さまが手を差し伸べてくれている。
ボーっとしながらもその手を取った。