deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係 ~わたしは生徒で、彼は先生で~
寮の前で車が停まる。
車のドアを開けると冷たい風が吹き込んでくる。
車内が温められていた分外の温度は冷たくて、身震いしてしまう。
「わかってるな。今日からは事務だからな。」
「はい。」
「学校遅れるなよ!!」
「先生、ありがとうございます。」
車の中を覗き込みながらお礼を言うと、先生が笑みを浮かべる。
先生の車が見えなくなるのを確かめて、部屋に戻る。
今から、昼の聖也にチェンジする。
温かいシャワーが体を温めて行く。
昨日の夜の出来事がまだ夢のようで。
まさか、あのダサオ君の先生がオーナーだったなんて、夜の先生の顔といつものダサオ君の顔が交互に頭の中を駆け巡る。
先生とわたしだけの秘密。