deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係 ~わたしは生徒で、彼は先生で~
いつものように、身支度を整えるといつもよりも慌て気味に家を出る。
きっと先生もバタバタだろうね。
なんとなく想像出来て、笑いがこぼれそうになる。
周りから見たら、バカと思われちゃう。
ひとりでニヤニヤなんかしちゃって。
駅までの道もなんかいつもより楽しくて。
この頃窮屈だった聖也としての時間が少しだけ楽しくなりそうで。
教室に入ってくるなり先生どんな態度とるかな?なんて考えてしまう。
久々にドキドキとわくわくを胸に校門をくぐる。