deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係 ~わたしは生徒で、彼は先生で~
慌てて身支度したのか、髪もちょっと乱れてて。
でも、昼のダサオ君とは違って、きちんとしたオーナーの顔。
どちらかというと、わたしはこっちの先生の方が好みで。
お昼も夜の先生ならいいのにって思ってる。
でも、そんな事したら、いっきに女の子達が先生のまわりを取り囲みそうで、それはちょっとイヤだったりする。
「深海、ちゃんと守ってたんだな。」
「先生、しつこい!! そんなに信用ないですか? 」
「イヤ、そんな訳では。」
「大丈夫ですって。 もうすぐ開店だし、ここ片づけたら帰りますから。」
「なら、事務所で待ってるよ。」
「先生?」
「送っていくよ。」
先生の思いがけない言葉にちょっと嬉しくて。
胸がキュンって高鳴る。