Rejected love
「……で、なにがしたいのですか?」
季菜ちゃんは近くの壁にもたれかかって俺をみる。
かッ、かわいい……///
早く両想いになりたいッッ
「あのさ」
季菜ちゃんは呆れた目で見てきた。
「顔、赤いよ」
///!!
やっぱしばれた?!
だってッ!希菜ちゃんがかわいいからだよ!
気づけよ~!
「まぁ、それよりさ、季菜ちゃんって鈍いね?」
「へ?」
俺は季菜ちゃんのすぐ目の前に見下ろすように立つ。
そうすると、季菜ちゃんはさすがに状況を理解するかな~……と思いきや。
「狭いんですけど。教室は広いんで、近寄らなくても大丈夫なんで」
むむむ……
これは重症鈍感だね。
俺はさらに近づく。それと同時に季菜ちゃんの顔が引きつる。
「でもさッ、聞こえなくなるじゃん??」
「大丈夫。そんなに近いとイライラするんで。先輩の場合」
はッ!!?
今俺、めっちゃ侮辱された!?
どんだけ強気なんだよ……てか怖い!!
俺、泣いちゃうぞ?!(笑)