Rejected love
ほのぼのバカ
ブーブーブー
携帯のバイブ音がなる。
慌てて開くと、
【バカ先輩】
と表示されていた。
さっき登録したばかりだった。
メール……じゃなくって電話?
「ちょっと電話……」
あたしはそういい、四人から遠い場所に移動して、ため息。
もう!!
なんだよメールといい、電話といい!
あたしのどこがいいんだよ!
ムカつきながら通話ボタンを押した。
「もしもし……何のようですか」
『はろー!航樹だよ~★』
……そんなの知ってる;
「だから?」
用件を早く。
『そんな生意気言っちゃうと、………』
語尾が聞き取れなかった。
……てか生意気……だと?!
ムカムカムカムカ!!!
「だからなん……『会いたいんだ……』
ドキッ……
さっきの元気さが全くなく、クールで寂しげな低い声の先輩。
「はッ……?!」
ギャップに思わず声が出てしまった。
『俺……寂しいんだ……』
ドキドキドキ///
なにこの気持ち……一緒に居てあげたい……
こッ、これは母性愛って奴?!
あたしお母さんになった覚え……