It's Our War!
キーンコーンカーンコーン。
授業が終わった。
わらわらとクラスメイト達がそれぞれのグループに固まる。
各グループがそれぞれの話題で盛り上がる。
鈴架は晴沙(ハルサ)、千裕(チヒロ)、瞳(ヒトミ)、小春(コハル)の4人と行動している。
とくに晴沙と小春とは趣味がよく合う、いわゆる仲良しだ。
「鈴架ザッキーに怒られてんだん」と笑いながら小春。
それを見て晴沙も笑う。
「だってさ!最近なんもなくてつまんないんだもん」
膨れながら鈴架がつぶやく。
それはみんなも感じていたことであった。
「もし」
鈴架が口を開いた。
「もし戦争がおきたらどうしますか?」
沈黙。
戦争などと何を言うかとゆう、みんなの冷たい視線が送られてくる。
「鈴架ー…頭、大丈夫か?」
晴沙が心配そうに本気で尋ねる。
他のみんなも違う話を始めた。
(本気だって!…なんか、なんか面白いこと、起きないかなぁ…)