It's Our War!
緒耶麻西高校には演劇部がない。
以前はあったが、部員が少なく、しまいにはいなくなってしまい、なくなった。

鈴架、晴沙、小春の三人はその演劇部を復活させようとしている。

理由は簡単。
鈴架がただの演劇好きだからだ。
とくに知識もないが、とりあえず好きらしい。

STに話そうとしているのは、STを演劇部の顧問にさせるためである。


「なかなか切り出せないんだよねぇ…」
悩ましい表情で鈴架が言う。

二人も、んーと悩んだ表情を浮かべている。

「まあ、さ。今度みんなでいこーよ!」
小春から前向きな意見が出た。
「なら今日の放課後だね!」
晴沙も前向きである。

しかしなぜか鈴架は乗り気ではなかった。

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