It's Our War!
「急…ですね。もしや物理室ですか?」
いきなり敬語を使いはじめる鈴架。
目線は空中を泳ぎ、どこか焦るように見えた。

鈴架にとって物理室はSTの部屋同然。
STの趣味全開なミステリアスな部屋なのである。
勝手にあがりこむようなものだった。

「当たり前じゃん。行くでしょ?」
と、晴沙。
晴沙の言うことにはなかなか逆らえない。
晴沙が可愛いから、とゆうこともあるだろう。

「まっ、いっか…」



鈴架は、はー、とため息を零しながら次の授業の準備をはじめた。


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