゚+。キミの言葉で。+゚
「わ…もうこんな時間……」


わたしは近くのベンチにこしをかけた。


「今日は……ありがと…。デート、すごく楽しかったよ///」


「本当?良かった……///」


その横に太郎ちゃんがこしをかける。



「ゆい……手…繋いでも…いい?///」




「うんっ……」




きゅっ……

「あっ……///」


トクン……


トクン………

手を伝って太郎ちゃんの心臓の音が聞こえてくる。


「太郎ちゃんの手……大きくて…温かいね///」



「ゆい……後ろ見て…」



後ろ?



わたしはゆっくり振り返った。



そこには…オレンジ色に染まった夕日があった。


「わぁ……キレイ…」



なんてキレイな夕日なんだろう……


わたしは目に涙を溜めていた。


思い出したんだ…
まどのこと…
こんなにしてくれる太郎ちゃんに悪くて……


いっきに……こぼれ落ちた。







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