゚+。キミの言葉で。+゚
‥…ーー‥‥


「太郎ちゃん……」



「るいは……いつも一生懸命で……優しくて……それに可愛いし…いいとこたくさんあるんだよ……じゃそろそろ行こっか。」


「太郎ちゃん……わたし……まだ一緒にいた……」


「キャーーーッ!!!」


いきなり悲鳴が聞こえた。



「何………!?」




見ると小さな男の子がトラックにひかれそうになっていた。



「わたし……助けなきゃ!」



わたしの体は無意識のうちに動いていた。


「るい…!!あぶない!!」





プップーーーッ!!



ドン………ッ




「ゆいっ………!!」





「た…ろう…ちゃん……男の子…無事…だったよ……」




ガクッ……



「!!ゆいっ…!?」

体に…力が入らない……。


わたし…このまま、死んじゃうのかな……







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