月と太陽の事件簿15/人形はなぜ捨てられる
ぶっきらぼうな物言いもするし、瞳に浮かぶ色だって濃くなる。
あたしは手を伸ばした。
さっきはカステラをつかんだけど、今度は達郎の頭を撫でた。
「なんだよ」
あたしの行動に、達郎は目を丸くした。
「なんでもない」
あたしは達郎に向かってにっこりと笑った。
『人形はなぜ捨てられる』
END
あたしは手を伸ばした。
さっきはカステラをつかんだけど、今度は達郎の頭を撫でた。
「なんだよ」
あたしの行動に、達郎は目を丸くした。
「なんでもない」
あたしは達郎に向かってにっこりと笑った。
『人形はなぜ捨てられる』
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