キミ達のヨコガオ(仮)
~昼休み~
お弁当箱を開けた。
右隣には七海。
左隣には雄大。
「あ!今日も実夏のお弁当おいしそ~」
七海が言った。
「一緒に作ったじゃん」
「なんか・・・お弁当のオーラが違う・・・
的な?」
「なんだよ。オーラって」
雄大がケラケラと笑う。
「ん?弦は?」
「購買。今日、アイツ実は寝坊してんの」
「そうなんだ」
そういって私は箸を持ってお弁当のプチトマトを口の中に運んだ。