キミ達のヨコガオ(仮)



弦は私の前に座った。





「ねぇ・・・一口!一口頂戴!!」





私は手をあわせた。




「はぁ?ふざけんな。お前の一口はカレーパンの半分なんだよ!」




「は?ボーカルが大きい口なのはいいことじゃん!
声とおるし!!」






「うわ~・・・なにその言い訳的な感じ・・・」





「っっち・・・」




私は舌打ちをした。




「わお~皆さん聞きました!?この星野実夏さんの舌打ちを~~!!」




弦がわざとらしく言った。





「はぁ・・・弦のいじわるっ」




私はプイっと弦に背中をむけた。
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