その瞳に映して。~先生に恋した私の恋愛日記~


手帳に書き足して顔をあげた時・・・教卓の机で暇そうにこっちを見てる先生と目が合ったんだ。

その目が、ニヤニヤしてて・・・しまいかけた手帳にまた書き足したんだ。


★7月27日★

なんか佐々木がこっちニヤニヤして見てるぅ~><



そしてまた顔をあげたら、先生が立ち上がって私のところに来たんだ。

「繭~♪おまえなんで今目そらした?」


私の耳元でそう囁いた。

その喋ってる先生の息が耳にかかって、くすぐったくなったんだ。

その素振りを見ていたのか、先生はドSを出してくる。

「へぇ~耳ダメなんだぁ・・・へぇ~・・・」

「ちょ、やめて・・・///」



先生?

このやめては、耳元で喋りかけるのをやめてって言ってるんじゃないよ?


そんなことされたら・・・・。

また先生への好きが止まらないから、やめてって言ってるの。


この気持ち・・・先生に届いてる?


先生だって困るでしょ?


私なんかに告白されたら。



先生?


私、知ってる。


3年生の先輩に告白されたんでしょ?

その先生の答えは「はぁ?ないない!オマエ馬鹿かぁ?」だったんでしょ?



その先輩はきっと・・・本当に先生への気持ちが止まらなかったから、伝えちゃったんだよ、好きって気持ち。


その気持ちを先生は踏みにじった。

どんなに大好きな先生でも・・・最低だなって私思ったんだ。


その先輩振られるの覚悟で告白したのに・・・先生はどこまで鈍感なんですか?


もしかしたら・・・こんな私のアピールも気付いていませんか?
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