その瞳に映して。~先生に恋した私の恋愛日記~
「先生私が繭の代わりに手伝うよ!」
「私が手伝うよ!」
やっぱりねぇ・・・こうなることは大体予想つくんだ。先生だって私と同じはず。
「悪い!繭にしか出来ないことだからっ!」
「えっ?」
私が驚きの声を出すと、先生はこっちを見て、ウィンクしたんだ。
この合図は・・・何??
私にはさっぱり解らなかったけど、何とか女子は諦めたみたい。
私はさっきのウィンクの意味が知りたくて、先生に問いかけた。
「先生?さっきのウィンクの意味は?」
そしたら、こんな答えが返ってきたんだ。
「ん?教えな~い!」
って・・・。
私は、先生のこんなドSなところが大好きで・・・意地悪なところが大好きで・・・愛しくてたまらないんだ。
そんなやり取りをしているうちに、先生の目的の場所に着いたみたい。
「はぁぁ?!何で相談室?!私先生に相談なんてねぇし!」
「オレがおまえにあるんだよ!」
「ほへぇ?」
何で先生が生徒に相談なんですか!?
全く、意味がわかりません・・・。
私達はそっと相談室のドアを開いて、中に入った。
「うわ~広いね!来たことないからわかんないや・・・」
「んじゃ、ここ座って!」
先生は早く相談したいのか、私を急かして席に座らせた。
「で?なんですか?先生が生徒に相談したいことって・・・」
私は嫌みったらしく先生に質問した。
そしたら・・・恥ずかしそうに先生はこう言ったんだ。
「ん・・・女子がオレに付きまとわないようにするには・・・どうすればいい?」
「・・・・・・」
私は答えることができなかった。
だって、どうして私にこんな質問するかわからなかったから。
私だって先生を好きな女子生徒の1人だよ?
それって・・・私を女子って見てないってこと?