その瞳に映して。~先生に恋した私の恋愛日記~
とうとう言ってしまった。
でも言わなきゃいけなかったことなのかもしれない。
だってこのまま俺達だ付き合ってても、意味がない。
好きでもないのに俺と付き合ってるんじゃこっちがおかしくなりそうだ。
しかもオレ繭の好きな人しってるし・・・。
アイツだろ・・・?
さっき屋上い来た奴。
・・・まさか・・・な・・・。
ありえないだろ・・・。
教師を好きになるなんて・・・。
いつかは終わるとは思ってた。
でも・・・教師に恋したからあんたはもういいなんて・・・そんな終わり嫌だ。
だからせめて、自分から繭を振った。
情けないだろ?
男のくせにって思うだろ?
所詮な?オレは繭とか周りがいなかったら役立たずなんだよ。
こんなオレが繭と付き合ってちゃいけなかった。
今はもうそう思うしかない。
幸せを・・・願ってやろう。
オレは自らこの最大の恋に終止符をうったんだ。
でも忘れない。
この日々は思い出となってオレの心に残るのだから。
そして・・・
少しでもいいから繭の心にも残ってくれると嬉しいな。
そうして繭の返事も聞かずただ自分の心の中で勝手にこの恋を終わらせた自分がいた。