歴史の星空に飛び込んで
ウガーッ!!と柄にもなく叫ぶ叫ぶ。
いたって普通だったはずの私が……。なんて後悔しても仕方ない。
「誰かいるんでしょ!?離しなさいよ!!私を今すぐ!!訴えるぞ馬鹿野郎!!!」
ガンガンと踵が痛くなるほど床に踵落とししてやっていると、やっと薄暗い部屋に光が射した。
「何事ですか」
「何事ですかじゃない!!離してよ!!私が何したって言うのよ!!」
来た和服の青年を思いっきり睨みつけると、青年は表情をコロッと変えて、ニッコリと笑った。
「なっ……!」
何笑ってんのこの人!!あ!!てか土方歳三とかいう人と一緒にいた人じゃん!!