歴史の星空に飛び込んで


「……巡察の同行するか?」


ということは、


「外に出られるってことですか?」


パアッと気分が明るくなった。
一人で出るのは怖いけれど誰かと一緒なら大丈夫だし、

なんにしろ外はやっぱり気持ちいいし楽しい!


「ああ、許可出してやるよ。俺まで巻き添えくらうのは後免だしな」

「やったー!ありがとうございます!」


とびっきり笑っていると、沖田さんが私の肩を掴んで背中に回された。


斎藤さんも前に出る。



え……?



「……その娘を渡してもらいたい」


この声は……
久坂さん!!






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