歴史の星空に飛び込んで
沖田さんは静かに私の言葉を聞いている
「私の居るべき場所は、やっぱり一つしかないんです」
「じゃあ、帰る方法見付けないといけませんね」
「せっかく居場所をくださったのに、こんなこと言ってごめんなさい。
あ、そうだ、私に出来ることはありませんか?」
もう一度沖田さんを見ると、沖田さんはニッコリ笑った。
「じゃあ明日の朝餉作るの手伝っていただけませんか?」
「はい!お役にたてるなら何でも!」
あはは、と笑う沖田さん
「おかしな人ですね、君も。自ら面倒なことしたがるなんて」
「わ、笑わなくたっていいじゃないですか」