歴史の星空に飛び込んで


「君のその表情が大好きですよ」

へ、その表情って、困った表情ってこと?


「Sですか沖田さん」

「え?なんかよくわからないけど、そうじゃありませんよ。
君の笑顔が大好きなんです」


ドキッと胸が鳴った。
なんだこれ

なんだこれ

胸がドキドキして顔が熱くて

なんだこれ


「あ、あざーす」


どう反応していいかわからずに首を傾げながら、目を泳がせて沖田さんに顔を背ける。


「ねぇ、もっと見せてくださいよ」

「え!やですよ」


そんな私をからかうように、沖田さんは身を乗り出して私の正面に顔を持って来た。







< 118 / 565 >

この作品をシェア

pagetop