歴史の星空に飛び込んで
「君のその表情が大好きですよ」
へ、その表情って、困った表情ってこと?
「Sですか沖田さん」
「え?なんかよくわからないけど、そうじゃありませんよ。
君の笑顔が大好きなんです」
ドキッと胸が鳴った。
なんだこれ
なんだこれ
胸がドキドキして顔が熱くて
なんだこれ
「あ、あざーす」
どう反応していいかわからずに首を傾げながら、目を泳がせて沖田さんに顔を背ける。
「ねぇ、もっと見せてくださいよ」
「え!やですよ」
そんな私をからかうように、沖田さんは身を乗り出して私の正面に顔を持って来た。