歴史の星空に飛び込んで
沖田さんのいつもの笑顔に癒されながら、私は元気よく頷いた。
***
「やっぱり外はいいですねー!」
こうして着物で京の町を歩くのは、とってもいい気分だった。
楽しむしかないてきな諦めも入っているけれど、
「あんまりはしゃいじゃ駄目ですよ?巡察中なんですから、それに」
「……わかってますよ」
いつまた久坂さん達が狙って来るかもわからないし、
それに、今日は散歩とかではなく、未来に帰る方法を探しに来ているんだ。
町の賑わいを沖田さん率いる一番隊で列を成して歩きながら、私はキョロキョロと辺りを見渡した。