歴史の星空に飛び込んで
帰りたい。だけど、
***
巡察も終わって私と沖田さん二人で帰って来た。
でもすぐに沖田さんは土方さんに呼ばれちゃって
私は一人部屋の前の縁側で座り込み、昼の太陽を浴びていた。
厚さで着物の裾をたくしあげ、袖も少しまくる。
沖田さんは女の子なんだからと言っていたけれど、誰も見てないからいいんじゃないかな
「沖田さん、なんで呼ばれちゃったんだろ……」
土方さん怖いからなー
私がなんかしてて沖田さんが怒られてるとかだったらどうしよう
「……ぷっ。くく」
ビクッと肩を揺らした。
一人考え事していたら聞こえた笑い声。
あ、この間と同じ気配がする。