歴史の星空に飛び込んで


「誰ですか?私、普段はあれだけど、暇な時は勘がするどいんですからねー!」

「そうらしいな」

「うわあ!!」


バッと縁側の軒下から男の人が現れた。
目の前に、急に!


「あれ?驚いて、気付いてたんとちゃうん?」

「え、あ、え、は、」

「阿保や、吃りすぎやろ」

「え、な、あ、あなた誰!?間者!?」


私の真ん前に立って目を細めニッコリ笑う男の人から逃げようとは思うけれど、
驚き過ぎて動けない


「アッハッハッあんた本間おもろいなぁ
見てて笑い堪えんのほんま苦行やったわ」

「み、見てて!?」

「そ、ずっと」

「ず、ずっと!?」






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