歴史の星空に飛び込んで


絶対に言うもんか

って。


「言えよ」

「言いませんーっ」

「可愛くないなお前」

「可愛くないですよ知ってます」

「口答えかこら」

「何牽制してんすか」


うぐぐ、
一歩もひかない私たち。

怖いとか言いながらよく私もこんな風に対応できるな。


「…負けず嫌いだなお前」

「鬼副長こそ」

「鬼っつたろ今」


ああ平行線、でも負けるもんか、なんて思ってたら私と土方さんの間を割って笑い声が響いた。


「あははっ、何してるんですか二人とも」

「沖田さん」


沖田さんだ!って一瞬で嬉しくなる私。






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