歴史の星空に飛び込んで
「それは、……すいません。またいつでもおっしゃって下さい!いつでもお直し致します!」
「違いますよー、菅野さんのおさいほう姿が見たかったんですよー」
え!
ニコニコの沖田さんに私はふいに顔を赤めた。
なんでだなんでだ
「あはは、あ、えと、斎藤さんと永倉さんに羽織り返して来ますね」
「そうですか、斎藤さんなら門の前で見かけましたよ」
「ありがとうございます!」
ペコリと頭を下げて私は沖田さんから離れていく。
少しの名残惜しさと、なぜか感じる恥ずかしさ
側にいたいと思うけれど、いちゃだめだって心のどこかが言っていた。