歴史の星空に飛び込んで
第三章
「土方さーんお茶ですよー」
「ん?あぁ悪いな…………アチ!」
「くくくっ」
「総司テメー!!」
土方さんの自室を通ったらいつもこんなやり取りが聞こえる。
今だってそうだ。
沖田さんはここにいるのかと思いながら私は先を急いだ。
***
「雪哉さん!」
「こんにちはー!」
花街の有力情報をくれた雪哉さんが、新撰組のところま今日来てくれたんだ。
門のところまで行くと可愛いらしい雪哉さんがニッコリ微笑んで手を振っている。
「お久しぶりですわざわざありがとうございます」
「ええのどすー、お姉さんにお会いしたかったし」