歴史の星空に飛び込んで


***

「……えーと、うん」


ドンチャンガヤガヤ?

やっと花街について、雪哉さんのとこについた頃には日は落ちて星が輝いていた。


それで、雪哉さんのいるお店に入って行ったら、

案外すんなりで、二階の座敷ではドンチャンガヤガヤと20人程のお侍さんと何人かの舞妓さん芸妓さん達で宴会が行われていた。


まさしくドンチャンガヤガヤ。


歌って踊って食べて飲む

障子を少し開けて中をこっそり覗いていても、誰も気付くことはない。


うん。楽しそう。


彼らは長州のお侍さんなのかな?

久坂さんとかいるのかな?
桂さんは居ないよね。多分。






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