歴史の星空に飛び込んで
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新撰組の人間だ、か
その言葉がどんなに大事な言葉だったか、
よく考えないと伝わりませんよ土方さん。
新撰組屯所に着くと、最初私が監禁された部屋に連れていかれた。
そこで、太いあの柱に手首縛りつけられて
また監禁された。
あの時の恐怖は無い。
暗い部屋で何かを考えることも忘れて柱に寄り掛かり座り込むだけだった。
星が見たいな
満天のあの夜空を見上げたい。
私、どうなるんだろう
そっと濡れた瞳を閉じた時だった
「入ってもかまいませんか?」
暗い部屋の外から、沖田さんの声が聞こえた。