歴史の星空に飛び込んで


「………はい…」


やっと搾り出した声は少し掠れていて、また瞳が濡れる


ゆっくり開いていく襖、月光が部屋を差し、沖田さんを影にした。


見たかったのは星じゃなくて沖田さんだったのかも


「………。馬鹿ですかあなた!」


え、………、……………………えー!?

沖田さん怒ってるー!!

落ちていた思考が一気に動き出した。


ま、まさか怒鳴られるなんて思ってなくて私は何度も瞬きを繰り返した。


沖田さんは部屋に入って襖を閉めてしまい、また暗闇に戻る。



怒ってる理由も凄くよくわかるんだけど

あの、あの沖田さんが、







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