歴史の星空に飛び込んで
長州の彼
***
「だーはー……」
「うるさい」
「さーせーん」
謝る気ない私はゴロリと板の間に寝転び天井を見上げた。
あは☆軟禁3日目イェイみたいな!
なんだかんだで24時間交代制で私は与えられた一室に閉じ込められていた。
有り得ない。本当訴えるよ?
部屋の外ではきっちり斎藤さんがいるっぽいしー。
「斎藤さん」
「…………」
部屋の中から呼び掛けて見て、返事がないなんて慣れたこと。それでも私は話し続けるんだ。
「サボってもいいんですよ?私逃げませんし」
本当は嘘だけどね。
逃げる気マンマン。