歴史の星空に飛び込んで


「でも手に入れたいものが出来ました。」


ドクンと胸が波打った。

何……?

沖田さんは辛そうに私を見つめ、また、そっと少しずつ私に手を近付けていく。


どうして沖田さんはそんな辛そうな表情を浮かべるの?

私が裏切ったから?
それとは違う理由があるの?


私も揺れる視界の中に沖田さんをしっかりうつした。




「あなたを失いたくない」




ドキン……ドキン……ドキン……ドキン……

………………え……?


「え、え、……えっ!!…ええ!!」


お、おおお、沖田さん!!

な、ななな、なんですかその、こ、こここ、告白的なソレ!!






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