歴史の星空に飛び込んで
凄い驚いてるんだけど縛られていてうまくリアクションがとれない。
とりあえず瞬きを繰り返す。
「そんなに驚かなくても」
沖田さんは困ったように首を傾げながら笑って
それから手を私の頬に触れるか触れないかというところで止めた。
「だ、だって!」
上がる体温を落ちつかす術も、顔を隠す術も無くして、私はジリジリと柱まで逃げるように背中をピタリと柱にくっつけた。
別に逃げたいわけではないのだけど
「……触れても、かまいませんか?」
…………沖田さんにそんなこと言われたら、
私はなんだって受け入れられる気がした。