歴史の星空に飛び込んで
「あいつが長州のやつに抱きしめられてたのを見たからだろう!?」
「何言ってんですか土方さん」
沖田は反抗だけはしたものの、それから何か考えるように視線を横に向けた。
やっぱりそうなのか。
ヤキモチかお前。と土方は沖田を見入る。
「可愛いなお前」
「え、土方さんついに女の人に飽きて男にまで手を!?」
「馬鹿言うな、俺は女しか興味ねーよ」
またヘラヘラと沖田は作り笑いを浮かべた。
「……そんなにいいのか?」
沖田がこんな風になるほど桃には魅力があるのだろうか?